CNAC第18回全国フォーラムin阪南 開催概要
NPO法人海に学ぶ体験活動協議会(通称 CNAC :シーナック)は、海辺の自然体験活動を通して豊かで美しい海を次世代に継承し、持続可能な社会を創造するために活動しています。その一環として全国や地域の海で活動する方との交流を目的に全国フォーラムを毎年開催しています 。第18回全国フォーラムは 、「ゼロカーボンシティ」を宣言し、市民による環境再生活動も盛んな大阪府阪南市で開催いたします。
今回のテーマは「海を守り、海と育つ ~子供たちと考える豊かな海~」と題し、地域の子供たちの発表や、全国の海で活動されている4名の方に事例紹介をいただきます。本フォーラムを通して、地元阪南市、そして全国の皆さんと海辺の体験活動について考える機会になれば幸いです。
概要
日時:2023年 11月25日(土) 13:30~17:30 (開場13:00)
会場:阪南市防災コミュニティセンター(阪南まもる館)1階研修室 アクセス
参加対象:関心のある方はどなたでも参加できます。 (定員:70名)
申込〆切:11月17日(金) ※定員(70名)になり次第締め切ります。
プログラム案
◉ 13:30 開会・ 挨拶
◉ 13:55 子供たちの発表 阪南市立下荘小学校、阪南市立舞小学校
◉ 14:30 情報提供
①「阪南のうみでの体験活動 」
講師:NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター 専務理事 岩井克巳様
②「阪南に根ざす海洋教育 」
講師:阪南市教育委員会 事務局生涯学習部 学校教育課 指導主事 林江美様
③「答志島の海で育つ子どもたちの人間力」
講師:鳥羽磯部漁業協同組合 戦略企画室長 小野里伸様
④「兵庫運河の自然を再生するプロジェクト〜海の防人としてやるべきこと〜」
講師:兵庫漁業協同組合 理事 糸谷謙一様
◉ 16:20 パネルディスカッション
コーディネーター:CNAC理事 海上智央((株)自然教育研究センター)
パネラー:岩井克巳様、林江美様、小野里伸様、糸谷謙一様
◉ 17:20 まとめ・閉会
懇親会概要
◉フォーラム終了後、18時30分より「波有手(ぼうで)の牡蠣小屋」にて
(会場より徒歩20分)
◉会費制(おひとり5千円を当日徴収いたします)
西鳥取漁港 波有手(ぼうで)の牡蠣小屋|阪南市の観光スポット|阪南市観光協会 公式ホームページ|BEACH & MOUNTAIN RESORT HANNAN (hannan-tb.jp)
アクセス: 南海本線鳥取ノ荘駅より徒歩5~7分
オプショナルツアー概要
阪南市内街歩きを予定しております。要申込、参加無料
講師プロフィール
活動事例紹介4名+コーディネーター1名
岩井克巳
NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター 専務理事
所属:株式会社MAcS代表取締役、株式会社漁師鮮度代表取締役、日本ミクニヤ株式会社専務取締役、NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター専務理事、NPO法人海辺つくり研究会監事、大阪湾見守りネット理事、NPO法人環境教育技術振興会理事。
資格:技術士(建設部門)、水産工学技士(水産土木部門)、潜水士。
略歴:1965年生まれ(58歳)
1988年:東海大学海洋学部卒業
1988年~2021年:日本ミクニヤ株式会社
2007年~現在:NPO法人環境教育技術振興会理事
2011年~現在:NPO法人大阪湾沿岸域環境創造研究センター専務理事
2017年~現在:NPO法人海辺つくり研究会監事
2019年~現在:阪南市海洋教育推進協議会委員
2019年~現在:株式会社MAcS代表取締役
2021年~現在:株式会社漁師鮮度代表取締役
実績:阪南市を中心とした大阪府南部の泉州地域で、アマモ場再生を核とした海洋教育、カキ小屋などを核とした浜の活力再生(漁業の活性化)を指導・実践。2018年11月「全国アマモサミット2018in阪南」実行副委員長、2019年6月「G20大阪サミット配偶者プログラム2日目」現地コーディネーター(小学生による発表)。
林江美
阪南市教育委員会 事務局 生涯学習部 学校教育課 指導主事
阪南市生まれ。市内で育ち、幼少期には隣接する岬町長松海岸に家族でよく出かけ、磯遊びや釣りを楽しんでいた。長松海岸に流れる番川での川遊びや、その上流にある飯盛山での登山など、自然と親しみながら子ども時代を過ごす。学生時代は、理科教育を専攻する。和歌山の自然に魅せられ、卒業後、2年間和歌山県田辺市内の高校にて勤務する。その後阪南市に居を戻し、2011年より阪南市内小学校にて勤務。阪南市立尾崎小学校にて、海洋教育と出会う。同小学校は、大阪湾や市内を流れる男里川の河口近くに立地している。自然に恵まれた環境を活かし、以前から取り組んでいた川での体験活動や、海での体験活動を組み合わせ教材化するなど、海洋教育の開発に携わった。2023年4月より、阪南市教育委員会事務局生涯学習部学校教育課の配属となり、市内の学校とつながることのできる立場で、海洋教育にかかわらせてもらっている。今年度から、市内の小学校全8校が海洋教育の実施校となり、新たに海洋教育に取り組む学校と、長く独自の海洋教育を築き上げてきた学校とのパイプ役を担いつつ、阪南市全体の海洋教育の推進に力を入れている。
小野里伸
鳥羽磯部漁業協同組合戦略企画室長
1968年東京都生まれ。東京で幼少期を過ごし、その後、海のない栃木県宇都宮市へ引っ越し、高校卒業までを過ごす。海への憧れから、地方の三重大学水産学部へ進み、スキンダイビング(主に狩猟目的)、スクーバダイビング三昧で海にどっぷり浸かる。同大学院生物資源学研究科修了後、私立高校講師、ダイビングインストラクター、三重県漁連勤務などを経て現職。県漁連時代は、ジェネラルに仕事を経験し、水産多面的機能発揮対策事業事務局のほか、漁業生産(主にノリ養殖)指導、地域ブランド化、商品企画、イベント、若手漁業者育成、営業職などを精力的に行う。2022年、より現場に近い環境で仕事をしたいとの思いから県漁連を退職し、JF鳥羽磯部漁協職員として再出発。新規事業等の立ち上げや漁村の将来構想を描く傍ら、日本財団「海と日本プロジェクト」の地域プロデューサーとして「海のごちそう地域モデル事業inみえ熊野」の企画運営責任者、(一社)海っ子の森の専務理事などを兼任。
糸谷謙一
兵庫漁業協同組合 理事
1981年生まれ
42歳
高校卒業後漁師になり、
2011年組合内の青年部水産研究会、会長
2019年組合理事就任
船曳網漁師
主にイカナゴ、ちりめんしらす
海上智央 コーディネーター
NPO法人海に学ぶ体験活動協議会(CNAC)理事
(株)自然教育研究センター インタープリター
1989年海なし県の埼玉県で生まれ育つ。大学の研究室でベントス(底生生物)に出会ってから、海の世界の面白さにどっぷりとハマってしまう。
現在は水族飼育員や干潟の解説員をしながら、各地の海洋生物調査に参加し、その土地ごとの多様性と恵みを楽しんでいる。
他にも東京湾再生官民連携フォーラム「東京湾の窓」プロジェクトチームや海に学ぶ体験活動協議会 理事のような海とそこに関わる団体や施設の後方支援も行う。海の楽しみ方をまとめた「CNAC海辺の環境教育プログラム事例集 ナニコレ?!海あそびレシピ」もその1つ。
“海と人をつなぎ、持続可能な未来を描く人を育む”ことをテーマに、身近な海に親しむ体験や活動を通して、海の問題を自分事にする・楽しみながら海を保全する仲間を増やすことを心がけている。